太宰府天満宮

kazumi-amitie2009-03-06

さて、きょうは両親が帰ってくる晩までどこへ行こう。檀一雄が晩年を過ごした能古島も行ってみたい、金印の出た志賀島へ行こうか、海の中道へ行こうか、いっそ長崎まで行こうか迷いながら、とりあえず地下鉄に乗ってパンフレットを開くと太宰府天満宮が出てきた。「知性の磨かれていない深川和美」とギタリストの岡本博文氏に名コピーつけられたくらい学問の神様とはご縁がないかもしれないが、「梅ヶ枝餅」とはご縁があるかもしれない。梅もちょっと遅いかもしれないが見頃かな?と思って路線変更、行ってみた。
天満宮を入ると様々な種類の梅、散ってるのもあり満開のもあり美しい。やはり見頃。
本殿の前には天神様(菅原道真)が都を出るとき、庭の梅に我を惜しんで
 東風吹かば にほいおこせよ 梅の花
 あるじなしとて 春な忘れそ
と詠んだ後、天神様を慕い一夜のうちに飛来したという「飛梅(とびうめ)」がある。
本殿裏には、料理で使われた包丁や鶏や牛豚なども祀っている「包丁塚」、その横は「筆塚」、「梅の種」納め所もある。そっか、梅の種には天神さんがおられるから頭良くなるので食べなさいと学童保育で言われたことがある。
道真は亡くなったとき「遺骸を牛車にのせて人にひかせず、牛の赴くところにとどめよ」という遺言だったらしく、その牛が動かなくなったところがここの本殿だそうだ。
実家に帰って飛び梅の説明をしようとしたら両親揃って「東風吹かば〜」と詠み出したので「何で知ってるの」と聞くと学校で必ず習ってるはずだと言う。あらま、そういや聞いたことあるような気もしたが・・・、やはり私には学問の神様とのご縁は薄いようです。