エリック・サティ 

kazumi-amitie2005-08-03

エリック・サティの画集を置いていて、久しぶりにサティ話で盛り上がった。音楽家のはずなのに「画集」というのがそもそもおかしな話。画家がサティにどれだけ興味があったかというのが絵の多さでわかる。ピカソ、コクトー、ユトリロ、マグリット、ピカビアがサティを描き、マン・レイが写真をとり・・・って具合。サティ自身も店のロゴや空想の乗り物や楽器、空想の大きな自分のお城など、ちまちまと何百枚と名刺サイズの紙にインクで描いてある。アポリネールとローランサンをくっつけたのはピカソだったり、サティが唯一恋愛したのが、ユトリロのお母さんシュザンヌ・ヴァラドンだったり、コクトーが台本を書き、ピカソが衣装を担当し、サティが音楽をつけていたりと、やっぱり20世紀前半のパリってとてもとても魅力的。このあたりのレパートリーをもう一度ちゃんと歌いたくなってきた。