お盆です。京都はもうすぐ五山の送り火。
いんでこ大文字
大文字がとぼった
もういんでこと大文字
もうかえろと大文字
京都の人に教えてもらったわらべ歌ですが、
同じ歌の中で、「もう帰る」と「もういぬ」(帰るの意)と意味が一緒なのに、言い方が違ってるのがとても気になる。
ご先祖さんの霊が帰ってくる「大文字」の歌なので、「あの世」と「この世」の狭間の歌なんじゃないか。「いんでこ」はあの世に「いんで」しまった人が、現世の人たちにお盆にもう一度戻って「こい」と言われてるのかな。ん〜・・・と悩んでいるところへ、民族学者の大森亮尚さんに会った。
「帰る」・・・近くに帰る
「去る(かえる)」・・・永遠/遠くに旅立つ
「こ」は「やっとこ」とか「しとこ」とか関西の言葉で最後に「こ」がつくパターンで、古語の「去ぬでこ」から「去んでこ」になったんじゃないか、と。
ちなみに「鬼」は「女」がなるものらしく、「嫉妬」「孤独」「絶望」の3つが揃うとなるらしい。
ん〜・・・