海の見える町

童謡サロンの2枚目制作のため、多久くんと垂水の高丸にある土居ちゃん家へ。
高丸は私が小学校1年まで住んでいたところだけど、それ以来まるで訪れていない。
土居ちゃんちに入る前に、昔住んでいたお家探しをしてしまう。
高丸は急な坂の多い、海の見える町。
まず1年間だけ通った小学校へ。いまは子供が少なくなり廃校になっていた。なんだかさびしい。
「がたがた道」って言ってた坂も舗装され、よく行ってた金魚やも電気やもない。
そして見覚えのある階段発見!「おおお〜、ここやわ、ここ、ここ!」と3人で階段を駆け上がると、袋小路になった見覚えのある小さな路地とお家が!
当時はたしか母がはしごを白くペンキで塗ってアーチを作り、黄色のバラを絡ませた玄関だった。
白いウサギを飼っていて、ここで猫にかみ殺されて、この路地の階段に座って死ぬほど泣いた。
私が一人で留守番中に家の階段から転げ落ち、母は仕事を一時期やめたそう。
この路地は何十年ぶりに歩くんだろうと感慨に浸りながら車に乗り込むと、1分もしないうちに土居ちゃん家に到着。えええ〜〜!徒歩3分やん!こんなに近かったん!?
お家探しですっかり盛り上がり、
「えーーーっと、今日は何するんやったっけ?」