kazumi-amitie2006-07-05

大阪・西長堀で多久くんと二人バージョンひっそり童謡サロン
きょうは竹屋清流お煎茶・近藤千峰さんのお手前と童謡サロンで、私はお煎茶初体験。参加してしまい、足がかなりしびれる。
でも目の前のお作法は美しい。無駄そうで実は無駄のない動き。ごくごく飲めるほどの量はないのに飲んだ感がたっぷりあるお茶の甘さ。
毎日飲んでるものなだけに、こんな贅沢に飲めるって不思議。
お湯の沸く音、器に注ぐ音、道具を置くかすかな音・・・
音が溢れまくってる現代にこの音に耳をすますという行為は贅沢に感じる。
北原白秋がはじめてお茶をテーマにした歌詩を書いたのだとか。その話を聞き、白秋の『雨』からはじめました。
「雨が降ります 雨が降る けんけん小雉子がいま鳴いた 小雉子も寒かろ 寂しかろ」
こわいほど静寂な雨。家から出れず、なにもすることがなくなっても降り続く静かな雨。「雨が降ります 雨が降る 昼も降る降る 夜も降る 雨が降ります 雨が降る・・・」
童謡サロンが終わって扉を開けると、外はどしゃぶり台風。降りすぎやー!