京都芸大

現在の京都芸大の学生から3ヶ月くらい前から私に要請がかかっていて長らく返答していなかったのだけど、きのう「やろう」と返事した。
必要なのか必要でないのか知らないが、京都第二外環状道路の建設によって芸大の裏の美しい風景、柿畑、古い里が失われてしまうらしく、なくなる前にそこで古い蔵や神社などを利用して村の方たちと交流しようという
『大枝アートプロジェクト』。http://w3.kcua.ac.jp/~oap/
柿や筍の産地でもある大枝は存続の危機にあるらしい。地元の人たちとわらべうたなどで交流がはかれたらという私への依頼。賛同者であろう参加者は美術学部、音楽学部の学生ほか京都芸大の現学長の万葉集の学者中西進氏や芸大の池にいるハニワの制作者・現代美術作家の藤浩志氏など。
そんなこんな久しぶりに京都芸大生と関ろうとした矢先の今朝、芸大時代のひとつ後輩のチェロ弾き大町剛くんから電話があり久しぶりに会う。彼はオーケストラもしているけど、実はジャズでもロックでもイケイケアドリブでもどんなことでもやってしまう珍しいチェリスト。一昨年の金沢21世紀美術館でのかずみとまやのコンサートではジャズ系のメンバーの中に入って来てもらった。芸大時代は芸祭委員長をしていて、三輪車レースを考案してケガ人続出で中止になったり、なんやらかんやらおかしいことを考えて実行していた人。頼みたくても頼めない売れっ子さんなのに、今日はめずらしく彼から連絡が入り、まったく別件の考え中のプロジェクトを聞く。

「芸大裏の柿畑なくなるらしいよ」と言うとかなりびっくりしていて、「8月5日僕も空いてたら行きますわ」と。なんだか久しぶりに京都芸大生気分。