歴史

kazumi-amitie2006-09-27

いつも貴重な楽譜を惜しげもなく貸してくれるおじいさん。きょうもすごい楽譜を木馬に持ってきてくれた。70年前に春秋社から出された非売品で、表紙はドイツ語で書かれているハードカバーのぶ厚い童謡集三冊!山田耕筰の編集、弘田龍太郎の編集などで一冊150曲以上入っていておよそ500曲。おもしろい、おもしろい。漢字は難しすぎるけど。
【からたちの花】のvol.2(同じく北原白秋+山田耕筰で3拍子)とか、かたつむりの角がアンテナになっていて実はNHKラジオを聞いているという歌だとか、お猿がお月さん取ったら丸くてころころ転がってしまって大変な話の歌だとか・・・、そしてずっと探していた西條八十の【お月さん】もある。これは詩だけ気になっていて、本居長世が作曲してて欲しいなぁと思っていたら、やはり本居長世でした。うれしい。
「こんなにいい曲いっぱい戦争でなくしてしまってなぁ、やっぱり戦争はよくない」
「歌も歴史やから歌い継いでいってもらわんと」
と言っていつも大量に貴重な資料を置いて帰る。
いったい何者だろう、あのおじいさんは・・・。