田舎育ち

秋の法然院が終わると、今度は木馬にお迎えする行事が2件。1日は文筆家の大竹昭子さん、6日はサックス奏者の坂田明さん!
うひょー、大好きな人たち。しかもこのお二人はまたまた友人だった!
マスターと古くからの友人の坂田さんは震災で壊れた木馬を訪ねてきてくれたのが初対面。確か広島に行く途中に神戸で下車して神戸に立ち寄ってくれてたのではなかったかな。この頃は断片的にしか覚えてないんだけど、震災後、それまでやっていたフランス歌曲やオペラがすごく遠いものに感じると坂田さんに言ったらガハハと笑って、「あったりめーだ、音大の声楽科なんて行ったら何も考えずに与えられたものばかりやってしまうんだ」とまたガハハと笑い、「日本の歌を歌えー!」と言われた。なんかネガフィルムのような色合いだったからどこか復旧仕立てのBARかなんかでマスターや三木くんと一緒だったんじゃないかな。
そして次に神戸に来られた時、藤井清水の曲を歌ったらどうだと譜面をいただき、一緒にさせていただいた。
新宿ピットインで坂田さんのハルパクチコイダのライブがあり行こうとすると、母が「わたしも行きたい」とめずらしく言うので連れ立って行ったことがあった。(これはすごくめずらしい)すると坂田さんを聞いた母は大感激。フリージャズやらジャズやらなんかそんなジャンルというものなんて母は分かってないし、そんなものはまったく関係なく、ズバーンと心に入って感動しているのを見ると、なんだ、あれは・・・と思う。たぶん田舎育ちの人にはたまらん何かが坂田さんの出すものには含まれているんじゃないかと、母を見て妹と分析している。という東京育ちの妹も坂田さんの大ファン。坂田さんのCDは深川家の女たち一人づつ持っていてとても要領がわるい。同じものが何枚あるのやら。
11月6日は神戸・木馬で坂田明miiライブ!3曲参加させてもらいます。