化学反応

kazumi-amitie2006-11-24

ケイコはオカベの横で眠っている。きょうは川瀬眞司山本佳史、田村太一の異種ギタリスト3人とアミチエライブvol.1。い〜っぱいお客さんが来てくれました。ありがとうございます。
やはり想像した通りめちゃくちゃ私の好みになってニヤニヤが止まらない。ホントは全曲リハーサルなしで本番したかったんだけど、お金もいただくことだしそこまでの無茶はやめた。でも2部はじまる直前に「リハしてない別の曲やって〜」と言うと、川瀬さんや田村くんから「鬼!」とか「悪魔!」とか言われながらも、3人がイケイケで刻んで誰かがソロをとってくれだすと格好よくってまたもやニヤニヤしてしまう。このあやうさがますますお互い聞き合ってとてもおもしろいものが聞ける、と思っている。
何年か前、上海太郎氏が私の紹介文で書いてくれた文章は、こんなことだったんだろうな、と思い出して取り出してみた。


【好きな音楽、好きな料理、好きな家具、好きな絵、好きな街、好きなピアノ弾き、好きなアコーディオン弾き、好きなベースマン、好きな詩人、好きなダンサー、好きな酒、好きなお菓子、好きな作曲家、好きな劇作家、好きな振り付け師、好きな詐欺師・・・・・彼女はそんなものに囲まれて生きている。彼女の周囲ばかりではない。缶入り深川和美を手に取り、その成分表を見てみると、「深川和美の好きなモノ100%」と書いてある。彼女は体内外の「ワタシノ好きなモノ」を出会う人ごとに紹介したり、「ワタシノ好きなヒト」同士を掛け合わせて交配したり、種々の化学反応を起こさせたりしながら日々を過ごしている、ようである。
 人間の個性、独自性みたいなものは「何を嫌うか?」によって表現される、と信じる私にとって、深川和美は脅威である。彼女の口から嫌いなモノの名が出てこないばかりでない。そもそも彼女の世界に、彼女の嫌いなモノは存在しないのである。一点のくもりもなく大好きな深川王国の、彼女はプリンセスなのだ。
「好き嫌い」が多少なりともコントラストの問題なら、嫌いなモノの無い世界に住むプリンセスの「好きなモノ」は「あたりまえ」に貶められそうなものなのに、彼女は今日も瞳を輝かせて「彼女の好きなモノ」について語るのである。】


そう、まさに「化学反応」がコンセプトのアミチエライブvol.2は1月26日!