平和ぼけ

木馬でトリオ・ロータリー。今年はトリオ・ロータリーたくさんしたなぁ〜。
きょうは久しぶりに大雨だった。雨だと、どんどんとしんみりとする曲を選んでしまう。ドド暗い曲大好き。天気に非常になじみやすい体質。
カタロニア古謡の『鳥のうた』をラストに歌ったら、マスターが「戦争や災害や嫌の事などこの世からなくなることはないんです。私も今年は嫌のことはいっぱいありました。来年もいっぱいあるでしょう。嫌なことに負けないで立ち向かいましょう。以上」とマイクを持って締めくくる。
きょうはスマトラ島地震から2年目。ニュースで津波で死にかけている女性を助けないで見殺しにし、金銀をうばった男性2人が死刑を宣告されていた。先月お世話になったピエール・バルーさんの田舎のお家も、ユダヤ系迫害のパリから逃れ家族ばらばらで避難していた場所だ。お兄さんと同じ小学校に通っていても兄弟だとわかるとまずいので、会ってもしらんぷりをして通り過ぎなければならなかったとか。平和ぼけの日本だけど、平和ぼけとはもしかしていい言葉なのでは?