酸素循環

昨夜のショックからあまり立ち直れず、ベッドから出れないぐずぐずした朝になった。とにかく私が最後の訪問者であることは間違いない。やっぱり気になるので江井小学校に電話してみる。電灯もついたままで新聞もたまっていたそうだけど、でもあんなあたたかい町だから気付いてもらえたのだろう。都会で孤独死した場合はどうなるんだろう。都会でもちゃんとおじいちゃんおばあちゃんの一人暮らしネットワークができてるんだろうか。マスターのお母さんも90才で一人暮らしだけど、マスターは頻繁に電話をかけている。子供がいない場合の老人の一人暮らしはどうしてるんだろう。でも本当にお元気だった。身内は淡路におられなかったらしい。校長先生に私が借りている資料や楽譜の相談をした。私がそれを使い続けていく方が上田さんは望まれるだろうけど、身内の方を探して聞いてみましょうと言ってくださった。上田さんは代々生粋の神戸っ子だった。戦争で神戸が焼け野原になって奥さんの実家のある淡路に移ったと聞いたことがある。「戦争は文化を断つのでよくない」「歌は歴史やから歌い継いでいってもらわんと」が口癖だった。
夕方3月30日の木馬のアミチエライブのリハーサル。寒いし、風は強いし、なんか最近疲れてるし、川瀬さん以外は初対面だしやばい、これは元気ださんとあかん、とスタジオに入ってリハーサル始まって歌い出したらだんだん元気になってきた。歌は空気が身体に回るので酸素が送り込まれてぜったいにイイ。分かってることだけど改めて実感した。凝らずに今回は初対面メンバーでストレートに歌おう〜。めっちゃかっこいいドブロギター、はじめて見た。初対面パーカッショニスト田中良太さん、そしてギターの川瀬さん。ブルース、ブルーグラス、カントリーというまったく接点なさそうな曲からもあるよ。楽しい。