どこかで春が

kazumi-amitie2007-03-26

宿泊地は場所は詳しくわからないけど山奥の林家。薪を焚き暖をとる。農家に泊まったことは何度もあるが林家ははじめてだ。まったく知らないスギとヒノキの林業の世界。冬になると木も縮こまるので成長が止まって【年輪】ができる(知らなかった)。切ってみれば何年にどの部分の枝をどのくらいきれいに剪定したかすぐ分かってしまうので、仕事の善し悪しが代々に残る仕事。
昔の木の運び屋さんは馬で運び降ろしていたらしい。今は建築も洋風になり畳のある家も梁のある家も少なくなって需要が減り、それにともない輸入も増えて木も安くなってしまったそうだ。日本の気候は日本の家が一番だと思うけど日本家屋は手入れも時間かかるし、こんな忙しい世の中だと釣り合いがとれないのかなぁ。まったくもったいない話だ。
インディアンの使うティピという様式のテントの中、石で作られた炭焼き台でバーベキューと猪鍋。摘みたてのわさび、しいたけ、うど、山野草がテーブルに並ぶ。
朝ご飯はぴかぴかの白ご飯と鉄鍋でお味噌汁。最高でした。こちらのお父さんとお母さんもとても魅力的。わざわざ拉致してここに連れて来てくれたアムズのみなさん、本当にありがとう!
「最後に歌ってた曲やけど、いま山は歌そのままその世界やけん。あっちこっちで芽の出る音がしてるよ。」(どこかで春が)
「ここに童謡サロンのバンガロー建てんね。土地はあげるけん。」
おっ?お父さん、この言葉忘れませんよ。