富永神社

愛知県新城文化会館大ホールで童謡サロン。きょうは新城市の小学6年生の合同童謡サロンだった。5人だけの小学校もあれば100人を超す小学校もあり、およそ20校。「からすどこゆく」のジャンケンわらべうたの勝ち抜き戦で、勝ち残った子どもたちが舞台に上がり名前を言ってもらうと「うぉ〜!」とそこの小学校の生徒たちから拍手と歓声があがり、学校別対抗のようになった。からすどこゆくでこんなに盛り上がったのは初めてだ。おもしろかったなぁ〜。ちんどんうさぎやさんも大活躍。
このあたりは鎌倉時代から続くと言われる田楽のある地域。きょうは400年の伝統がある新城最大のお祭り「富永神社祭礼」の初日だった。7日が本祭なのでまだ静かだったが、男たちが祭りの衣装を来て神輿というのだろうか、車を引いて、一軒一軒子どものいるお家を回っていた。泣き叫ぶ赤ちゃんを抱き上げ、大声で掛け声をかけて高い高いして降ろし(犬も高い高いされてた!)、終わったらまた次のお家へ。そんな光景を見ながら富永神社へ。美しい神社だ。ちょうど能が始まる時間だったが、これは江戸時代から続いているらしい。この能舞台も江戸からのものだ。徳川家の名前も入ってあった。神社をあとにし、帰り道でもまた、祭りの装束で身を固めた男の子たちは神輿を担ぎ、その後ろから女の子たちが獅子舞を持って現れる。軒先にはどのお家も祭りのご神燈がつり下げられてある。神様への意識が強くあってなんだか歩いていても気持ちがいい。
そんなこんな空気に触れながら、神戸へ帰る。