お経

神戸ビエンナーレの一環でフォーレ協会でホテルオークラ神戸チャペルコンサート。およそ8年ぶりくらいに私の歌の先生・井上和世先生の会に復帰。私は15才からいる古株中の古株だけど、顔ぶれも変わっていて、ここにいるのが不思議な感覚のようなでも自然のような・・・。
先生特有の超感覚優先なのにばっちり構成されてるおもしろいお話も久しぶり。
僧侶の先生のお父様は必ずいいとこ見つけてほめてくれる貴重なお方。震災後にフランス語とかで歌うことが苦痛な時期、「なんでお客さんも日本人、演奏者も日本人なのに完全には理解できない原語で歌うんでしょう」とお父様に相談したことがある。すると
「それは私らの世界も一緒じゃ。お経のことばは全部理解できんでしょう。でもお経いただいたらありがたいと思うでしょう。それでええんじゃ」
ずっと心に残ってることばです。