野草教室

kazumi-amitie2008-07-19

若杉友子さんの野草料理教室へ。ふだんは京都府綾部の古民家で自給自足の生活をされているが月に一度祇園・吉水まで降りて料理教室が行われている。はちはちライブのときにいつも来てくれるRikaさんから若杉さんの本を頂き、キョーレツなインパクトがあったので初参加してみた。
「私は料理なんて教えるつもりはないからね」
「先人たちが大事にしてきたことを料理を通して伝えたいだけだ。」
ふむふむ、私は童謡とわらべうたでこれをしたいのだ。だから興味がある。
「陰性を陽性にするのが料理です。」
そしてごまを擦るときやくずをかき混ぜるときなどなんでも右回し。
「この世の中万物は右に回っとるやろう。エネルギーに逆らっちゃいかん。エネルギーをもらえ。」
「アルミやテフロン加工やホーローやらではフッ素やカドミウム使ってるし、長いこと使ってたらだんだんはげてきて、重金属が体に入っていろんな病気の原因になるんだよ。ばあちゃんのところには土器と鉄器具しか使ってない。」
これはパリで住んでたときの大家さんにも、私が調理器具を買って帰った日に同じこと言われた覚えがある。貧血気味の私は一人暮らしを始める18才のときに母から鉄板を買ってもらっていたのだが、赤く錆びるのが面倒くさくて使ってなかった。でもこの錆はまったく体に無害どころか血の赤らしい。思い立ったが吉日。帰りに南部鉄器の鉄瓶(昔、買った鉄瓶は中にホーローが張られていて何の役にも立たなかった)、鉄の小さいフライパン(めちゃくちゃ重い!)、そしてご飯を炊く土鍋を購入。白ご飯食べの家ですからね。
最後に裏の庭で摘んだ熊笹を炙って、煎じてお茶にして飲んだ。びっくり、めちゃくちゃおいしい。笹はなんでも茶にできるらしい。木賊(とくさ)もいいお茶になるんだって。この写真はマコモという草をいただいてる様子、このマコモは結石防止にいいらしい。黒小豆の種、菜の花などの種もいただく。めっちゃうれしい。
「あんた、貧血やろう」
「え、分かります?」
「分かるよ、砂糖の取り過ぎじゃ、砂糖を控えない。」
これは甘いもの好きの私にとってもっとも聞きたくない一言。