歌のある星へ

kazumi-amitie2008-12-07

大阪城ホールで佐渡さんの『1万人の第九』。オープニングで村上美香ちゃんの詩で『歌のある星へ』、そしてリュートの高本一郎氏の音が入る。同世代の友人が活躍するようになってきたなぁ、年をとったもんだ。リュートはソロの見せ場も作りながら歌にピッタリ寄り添って見事だった。第九が始まり、佐渡さんの指揮棒の先にどういう魔法が隠されているんだろうと思いながら、終了後の一万人の大観衆の大歓声を受けてるのを見て、これだけの大歓声が似合うのはこの広い世の中、オバマ次期大統領と佐渡さんくらいだと思った。


終わって天満のピエール・バルーさんのコンサートへ。タクシーで向かっていたらおーらいレコードの清水さんから「いまどこ?」と電話が入る。ちょっと遅れるかも、と言ってたのだが「スタートが和美ちゃん待ちになってる」と言う。えええ〜、もしかしてあり得ないけどお客さん少ないのかなぁ?と心配になりながら道に迷い清水さんに電話すると、店の人が走って迎えに来てくれて到着。入ってみたら座るところもないめちゃくちゃ満員!めぐみさんと私はほぼステージ上に座ってるかたち。1曲目がサンバ・サラヴァだったのでピエールさんが「Kazumi!saravah!」と言ってくれた。おお、間に合った・・・!
とにかくピエールさんのステージはピエールさん流哲学と美学がある。ダルトニアンは「色盲」という意味だが、色盲で色が判断できないなら人種の差別もなくなるという歌、戦争で友人を亡くした歌、友情の歌、最後は出会いの星、まさに『歌のある星へ』だ。メンバーはフランスからのピアニスト、お茶目なジャン・ピエール・マス氏、パーカッションはヤヒロトモヒロ氏、ベース井野信義氏という素晴らしく上質な音!マイヤの歌もパワーアップ、彼女は末恐ろしいミュージシャンになると思う。アンコールは鳴り止まなかったがピエールさんが煙草を吸いたいジェスチャーをして終了。