ユニゾン

kazumi-amitie2009-01-24

相模大野グリーンホールでうたたね+ウード奏者の常見裕司さんがゲストでコンサート。世界的に活躍されてるのでお名前だけはよくよく聞いていたが初対面、高本さんは相当喜んでいた。ウードはリュートのご先祖らしい。
リュートは歴史上から一度なくなったが、ウードも少数派かと思いきや、世界的に見たら五本の指に入るくらいの需要のある楽器だそうだ。そういやイスラム文化圏なんて広いもんなあ〜。日本にいたら見えにくいからわからなかった。
4才からピアノを始め現在に至るまで音楽に関わっていたけれど、今日は今まで体験したことのない気持ち良さを味わった。それは「ユニゾン」の快感。ウードは歌とユニゾンする楽器らしい。ユニゾンしてもらいつつ広げてくれる、歌い手にとってこんな気持ちいいことはない。アラブの歌い手うらやましい。といっても西洋の音のさらに8分割くらいある(間違ってるかも、要確認)音を自由に操るアラブの歌い手はすごい!自国の人たちもかなり勉強しないとできないらしい。
私はギリシャ民謡のトリパトスをよく歌うが、本来はこの音階じゃなかったんだろうなと始めて実感した。M.Ravelが採譜したので西洋音階に書き直しているのではないか。はすクリアもアラブのウードと西洋のリュートにはさまれて、仏教的な内容の歌を歌ってると、大げさかもしれないけど世界が平和になったらいいなぁとしみじみ鳥肌たちながら歌った。すごい時空感だった。終演後に宇宙開発関係の片が宇宙とコラボしたいと言いに来てくださったのが妙に納得。