貴重品

宝石のとてもよく似合うゴージャスな先生のお家が3月空き巣にやられたそうだ。現金には手も付けず、宝飾品のみ!本真珠は持っていっても淡水真珠は置いたままだったらしい。毛皮やブランドもののかばんなども開けられた形跡はあってもやられなかったというまさに生粋の宝石泥棒!


私も10年前パリで一度空き巣にやられた。といっても私の家ではなく友人K子ちゃんのお家。彼女がボルドーへ公演に行ってる2ヶ月間私が家を借りることになっていて、彼女の出発前日に玄関まるごと力づくでつぶされていた。
まずその前日に買ったMax Maraの白いコートが盗まれていないか確認、あった、あった!良かった!続いてMacのノートブック(当時はapple computerと書かれた黒い袋に入った重たいノート型)、あった、あった、良かった!
そこから大変、2ヶ月分の現金、宝飾品(10年前は興味あった。これ以降まったく興味なし!)、NIKONの一眼レフなどごっそり。旅行者のかばんは集中的に入ってる。パスポートは触られた形跡はあるけれど持っていかれなかったが、現金はまったく返ってこない。
盗まれたものは仕方がない。お腹が空いては戦はできぬ、ご飯炊いて食べよう〜と思い、ひっくり返された部屋の中でちらし寿司を作る。腹ごしらえしてから警察へ連絡したら4人も来た。
翌朝K子ちゃんはボルドーへ出発、夕方鍵屋さんに来てもらい(確か金曜日)直してくれるかと思いきや寸法計って見積もりしたら「じゃ、月曜日に来るから」と言う。えええ〜〜〜、さすがフランス。外出するときは大きな音でラジオつけっぱなしにして、寝るときは扉の前に家具動かして入れないようにして、壊れた玄関で週末を過ごした。さすがに1人で寝る時は怖かった。


その宝石泥棒にあった先生のお宅は神戸市と芦屋市の境目。境目というのは警察の管轄の問題で逃げやすく狙われやすいらしい。知らなかった・・・。境目にお家のある方々、気をつけましょう。
震災と空き巣の経験から「大事なのは人。失って(取られて)困る物は何もない」をモットー(?)に生きてるが、いったい我が家の貴重品って何だろ?う〜〜〜ん、宝飾品もないしなぁ〜。
考えた上決めました。我が家の貴重品ベスト3は、寺門孝之さんが天使を描いてくれたこたつテーブル、美香ちゃん直筆「海とさっちゃん」、佐渡さんの指揮棒?