検疫

kazumi-amitie2009-05-03

昨晩釜山港を出て12時には関門海峡通過。真夜中の門司港美しい!
韓国で新型インフルエンザが出たことで、神戸港沖で検疫ボートが来て全身水色の防御服、ゴーグル、マスクをつけた完全防備の検疫官たちが乗船してきた。細菌テロのドラマみたいである。上空はヘリコプターが旋回、そして乗客、乗務員、フィリピン人スタッフ、コックさん、全員1人づつ面接、サーモグラフィー(?)のカメラの前を通る。
10日以内にアメリカ、メキシコ帰りの人は体温を計ったり別検査。
神戸港が見えてきたら、マスクをつけた警察官たちが待機、パトカー、マスクを付けた報道陣もいっぱい!なんなんなんなん、この物々しさ。全身水色の検疫官たちが船から降りるところがシャッターチャンスだったらしく、ものすごい勢いで追っかけていた。
検査を終え再入国ゲートを出ると、報道陣たちがカメラをまわしてる。司会のT姉さんはテレビにつかまり私も新聞社につかまり、船の中の様子など取材を受けるが、たいした混乱もなかったのでネタになるようなことは何一つない。でもきっと船側スタッフは大変だったろうと思う。
厚生省の指示で着岸がポートタワーのある中突堤からポートアイランドの埠頭に変更された。こちらの方が対応できる病院にわずか近いからだそうだ。
木馬に帰って報告すると、ポーアイ2期に市民病院を移して住居を作らず医療機関全部入れるのは、何かあったときに遮断できるようにするためだと言う人がいる。ひゃー、やめてー。
ああ、おそろしや、おそろしや、細菌テロや感染のテレビドラマはあるけど、どんどんと現実になってきてるのかもしれない。