科学と音楽

kazumi-amitie2009-08-15

佐川美術館で童謡サロン・サイエンス『水の中で伝わる音』。
京都大学海洋物理学の酒井敏先生が水中スピーカー、水中聴音機を作ってきてくれました。くじら、アザラシの会話、海の中での声なんて聞けないもんね。子どもたちもワクワク!でも何より先生のパイプ・トランペットおもしろかった。何であんなに上手いのかと思ったら、トロンボーン奏者だったんだって。ビックリ!


「20世紀の科学は役に立ちすぎたんですよ」と先生。ニュートンの時代はバッハを聞くのと同じように「科学」も「音楽」と同じく貴族の道楽だった。確かにレオナルド・ダ・ヴィンチもミケランジェロなど芸術、絵画、医学、科学全般。それが「科学」は20世紀に役に立ちすぎて、役に立たないといけないものとなってしまった。
「役に立つから覚えておきない」的な教育ほどおもしろくないものはない。それでは発想は広がらない。役に立たないからおもしろい。
そうか、「役に立たない」って素晴らしい!!!!!勇気が出ました。先生、ありがとう!