ナチナロイ

kazumi-amitie2010-05-27

中国の四川・羌(チャン)族の使節団が神戸に来られ、NHK神戸放送局トアステーションでシンポジウムと音楽交流会。「羌」は「羊」と書くだけあって遊牧生活を営んでいた民族。全員民族衣装で来られました。迫力満点!男性も女性もしっかり着飾って美しい〜!!
2年前、7万人近くの人たちが亡くなられた四川大地震。神戸の教育機関がどのように復興していったのか調査に来られている。この女性は幼稚園の先生。地震が起こった時は子どもたちのお昼寝の時間で避難させて先生方で輪になって子どもたちを守ったのだとか。子どもたちを親元に返した時の安堵感の話など、大きな目に涙うかべて話しておられました。


さて、音楽交流会。多久くんは譜面作るの大変だったでしょう。音源来た時こりゃ無理だ、多久くんと土居ちゃんで頼む!と2人に任せていましたが、今朝中国の人間国宝に指定されてる歌手兼羌笛奏者にお会いして「やっぱりあなたも歌いましょう」と急遽、発音指導受けて本番はもうほとんど覚えてました。そういや、私の歌い方も声も胡弓に似てると昔言われたことがあったな。


そして我々だけの童謡サロンで演奏してる時、この笛奏者が突然ステージに現れ、私にこの赤い布を巻き付けてくれた。そしてもうひとり男性も登場してもう一枚巻き付けてくれ、そしてまた別の方が特大のお護りを首から飾ってくれました。私はずっと歌ったままの出来事。
曲が終わって、通訳の人に意味を聞くと、この赤い布は最大の敬意を表してくれてるそう。もらった人はこれを玄関にかけておくと良いらしく、さらにいいことがあったらこの布でお花の形を作って玄関に飾るのだとか。そしてお護りは「あなたにいいことがありますように」と「鬼除け」と「長生きしてください」だそうです。これはうれしいなぁ〜。


そうそう、もうひとつ。いい言葉、教えてもらいました。
「ナチナロ〜イ!」
漢字で書くと「吉祥」。縁起のいい言葉らしく、挨拶にも使えるし、「みなさんにいいことがありますように」という意味だそうです。