板宿のM姉御から晩ご飯お誘い電話。広島から牡蠣がドッサリ送られてきたらしい。「マスターのファンの人から送られてきたからマスターに来て欲しいけど店で無理やろうから、あんた き」。
この「き」という一語、東京の人通じるでしょうか。「来」で、「おいで」という意味です。京都だと「来よし」とか言うかもしれません。神戸は漁船の上同志でも通じる短いことばが発達した土地です。なので「してる」とかじゃなしに「しとう」、「知ってる」じゃなしに「知っとう」。「してはる」のような装飾系京ことばは海の上では聞こえません。語尾は短く、波音にも負けない音が鉄則!
そうそう、話はそれますが「雪やこんこん」は間違いで「雪やこんこ」です。こんこんと降る雪を表してるのではなく、「来い来い」と雪に呼びかているのです。まぁ、それはいいとして、このM姉御の料理はホントに美味しいのであります。