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86才のレディ

夕方、木馬に86歳のレディがお一人で来られて、「マキシンが見える席がいい」と(水曜日は定休日)外が見えるカウンターに座られて、ケーキセットご注文。

「昔はお出掛けのときはつば広の帽子をかぶるのが当たり前だったのよ。男の人もハットをかぶってね。震災以降かしらねぇ、後ろ踏んづけたような靴履いたりするようになったのは…」

(スミマセン…後ろ踏んづけたような靴履いてます)

「家は震災の時は瓦一枚落ちなかったのよ。なのに近くで火が出てね、全焼しちゃったんだけど不思議ねぇ〜、家具も何もかもなくなったのにピアノ線だけ残ってるのよ。88鍵分の弦が。あれ、何で燃えないの?」

神戸生まれ、神戸育ちのレディ。

戦災も震災も経験され、キッチリお化粧してお帽子かぶって「きょうは美味しい珈琲をまだ飲んでないから」と木馬にお出かけ。

私はヨレヨレな服でペッタンのツッカケ靴、髪の毛もゴムで引っ詰めてましたが、あわてて口紅だけ塗りました。

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