今月2回、木馬であったNHK文化センター講座2日目は、神戸100年映画祭・伊良子序さんによる「木馬を拠点に世界の映画人と交流する」というお話でした。
移転前の木馬ですが、いま見るとなんとゴージャスな!
Abbas Kiarostami(アッバス・キアロスタミ)、Agnès Varda(アニエス・ヴァルダ)、Daniel Schmid(ダニエル・シュミット)、李安(アン・リー)、楊德昌(エドワード・ヤン)などのサインが見えます。
私はあまり映画を見ないのですが、「オリーブの林をぬけて」とか「友だちのうちはどこ?」とかは見てたので、キアロスタミ監督とお会いできたのはめちゃくちゃうれしかった!
イランも1990年に3万人以上もの方が命を落とした地震があり、1996年秋の神戸の復興もまだまだという時期に、大震災で傷を負った神戸には行かなくてはならない、と肋骨を骨折中にもかかわらず、来てくださったような記憶があります。
そして、アニエス・ヴァルダ監督の夫は『シェルブールの雨傘 (1964年)』を撮ったジャック・ドゥミ監督。
雪の降るラストシーンで、ジュヌヴィエーヴ(カトリーヌ・ドヌーブ)の車の中でひとりはしゃいでいる女の子ロザリーさんは、木馬にヴァルダさんと一緒に来られたのでした(お会いしてるはずなんだけど、知らなかった)。
今の木馬はこの壁はないのでパネル写真になってますが、その周囲にもまた新たにサインが書かれていっています。