握手

役所回り。まず中央区役所、各階で用事。その後新長田にできた新しい合同庁舎で、また各階で用事。すべてビニールシートで仕切られ、一つ用事を終えるたびにアルコール消毒する。

 

マスターが行政の担当と話してる間に、私はマスターの40年来の友人Nさんの新長田のショップに電話。スタッフが連絡してくれたのか、彼からすぐに私のところに連絡入り、新長田に帰ってきてくれた。

Nさんは神戸のお洒落な古着屋を育てたあと、ホームレス支援、シングルマザー支援などしていて、寄付を集めるための古着などのショップをしている。

木馬のエジソンの蓄音機や、アメリカのアンティークのレジスター、1940年代の雑誌などはすべて彼がアメリカから運んでくれたもの。

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「マスター、我々が生きてる間にこんなことが起こるとはなぁー。今後考えんといかんなぁー」

マスターは「ズボンはないのか!」とかなんだかんだ文句言いながら、ひとつ古着の帽子を買って、帰り際「頑張ろうな!」とマスターから手を差し出して握手してた。

「あーーー!ソーシャルディスタンス!!」と店の女子スタッフと私が大声で言ったけど、よく考えたらこの2人が握手するところなんて見たことがない。おたがいいろいろ考える年齢になってるんだろうな、と思いつつ、いい場面を見てしまったと思った日でした。