プサルテリオン

長年探し続けているギリシャ神話の竪琴。
ギリシャで探しても「ない」と言われ、それなら【リラ】をやってみようかと、いろんな楽器が弾けるピアニストの鶴来さんについて来てもらって試奏したけど価格高過ぎ。一緒に試奏してからどうも私より鶴来さんの方がはまっていって、いろいろとハープ情報を送ってくれだし「ギリシャが起源のプサルテリオンのテナーを購入した」と聞く。
えーっっ、なにーっ!私より早いやん!!
とりあえず【プサルテリオン】とやらを見てみようと、教えてもらった目白のギタルラ社へ。
見るだけ見てみようかとあまり期待せず入っていくと、「こんにちは!」と目の力の強い、いい声したおじさんがお出迎え。この声で「今日見つかるかも・・・」となんとなく思う。
このおじさんはたぶんここの社長さんかな。この人が三角で弓で弾くのやら、爪弾くタイプのやらいろいろと奏法を教えてくれた。店に入る前に鶴来さんに「僕は弓で弾くの買ったけど、琴のようにつまびきたかったらつまびくタイプだけの方がいい音するよ」とアドバイスを受けていたので、つまびくタイプのプサルテリオンを弾いてみる。わぁお!なんか懐かしい感じのする音!
なんで古楽器ってなつかしい音って思うんだろう。私の大好きな古楽器演奏集団ダンスリー・ルネッサンスのコンサートに行ってもいつもそう思っていた。これは私だけでなくきっと万人がそう感じる気がするんだけど・・・
そして、とうとう持って帰ってしまいました。
1995年イギリス製、本体は松とメイプル、裏はマホガニー、弦は鉄、小さな白い牛骨で弦を支えていて、爪弾くタイプのプサルテリオン。
Wikipediaにはこう書かれている。


プサルタ(Psalter)とは、木箱に24本のピアノ線を張った楽器。弓を用い音を奏でる。ギリシャ語では、プサルテリオン(Psalterion)


<歴史>

元々は、「指で弾く」というギリシャ語「Psallein」から派生した言葉でハープを意味していた。

その後、「Psalterion」という名称で聖書、特に詩編に登場し、そのうち57編にはリラの伴奏で歌う賛歌の意味である「Psalmos」の名で表れ、プサルテリオンが詩編の伴奏楽器として用いられたと考えられている。

18世紀までにプサルテリオンは極めて異なった幾つかの楽器に派生していき、ハンマーで叩く打楽器は「ダルシマー」となり、鍵盤機構をつけた鍵楽器は「ハープシコード」となった。

20世紀になりプサルテリオンは古い音楽の演奏のために復活し、ドイツで1930年代にエトガル・シュターマーによって弓で弾くさまざまな大きさのプサルテリオンが考案され、現在に至る。


ちなみにプサルテリオンとはこんな風貌
http://www.instrumentsmedievaux.org/pages/Psalt13.htm


練習するぞー!
買った報告を鶴来さんにすると
「がーん!責任感じる〜〜(笑)」と。