大森先生とマスターと3人でよもやま話。
世界陸上で走る競技の中で期待のかかっていた選手が1位になれなかった。インタビュアーが「日本全国の人たちが応援していたのですが、」とマイクを彼に向けた。何も言えなかった彼に「スタンドで奥さんも子どもさんも応援してましたが、」とまたマイクを向けたら、ポロッと涙をこぼして「ごめんなさい・・・」と謝ったそうだ。
この「が」はいけない!!と3人めずらしく同意見。
木馬にも東京や地方からわざわざ「神戸のジャズ喫茶木馬」を目指して来て店に入ってボサノバがかかってたりすると、「4ビートが聞けると思って来たのですが、」と「が」で終わるやんわりとした苦情が多い。おそろしい、「が」の一文字。
インタビューってわずかの時間だからセンスが問われる。でもセンスより心だ。選手からどんなコメントを聞きたかったのだろう。こういわれると謝るしかないじゃないかー。
きょうマスターは取材を受けていたがきょうは無事、いい感じだった。でもよく「あなたにとって音楽とは?」「あなたにとってジャズとは何ですか?」と聞かれてるマスターを見ると笑える。こんなのをちゃんと言える人はいるのだろうか。どんな答えを期待して聞いているのだろう。日本一の某詩人がそんな質問されていた。「あなたにとって詩とは?」「はい、お金儲けの手段です。」