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搬入


明日からの中川彰写真展の搬入。東京から妹の深川直美や現像所の方や、京都のカメラマンや、そしてなんと三木くんまで来てくれてセッティングしてる最中です。私は11ヶ月の姪っ子と寝転んでます。ほんまに釘打つとか私は役に立たないからね。明日からです。ぜひ。


中川彰個展「死んだ男はひとりで」
@prinz1F Café Gallery
4月20日(日)5月2日(木)
(11:30~23:00 -last day till 18:00)


死んだ男はひとりで、
だれもいない風景のなかでシャッターを押した。
作品にするつもりだったかもしれないが、そうはしなかった。
だれにも見せなかったし、本人ももう覚えていなかったかもしれない。
男が死んだ後、
それはたくさんのフィルムのなかの一コマとして捨てられる予定だった。
それを今私は見ている。
人はたくさんの時間を一人ですごす。
私たちはお互いに多くのことを話したけれども、
ひとりの時のこと、その全ては知らない。
そもそも人生のなかで一緒にいられた時間はほんの数年だ。
その時彼は何を想っていたのだろうか。
ただそこにある写真だけがポカンとその時間を残している。

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「翼の王国」や「暮らしの手帖」など様々な媒体で活躍し、
また、アーティスト写真や、人物の写真を主に、
沢山の作品を残したまま、昨年11月に急逝された写真家・中川彰さん。

2年前にバングラディシュの吟遊詩人バウルを探す旅で撮影した写真は、
「バウルをさがして」という川内有緒・著の書籍となり、
1月末に幻冬舎より発売されました。

また、同タイトルの展示会が、
今年1月には東京でのギャラリーJingで、2月には京都のVOX SQUAREで開催され、
本当に沢山の来場だったそうです。

中川さんの作品は、人の写真がとてもすばらしいのです。
本当に命そのもののような、その人の生き様をそのまま映しているような写真。
その空気感と、なんとも言えない時間の色が、
見る人の目を離さないのでした。

今回の展示は、中川彰さんの奥様である
中川直美さんによる企画展。
中川彰さんが1人で出かけ、1人きりで撮った写真。
誰も、そのことを知らないし、
どこで何を見て、何を撮ったのかもわからない。
そんな、ひとり残されたフィルムを、奥様が現像し、
世に出る事がなかったであろう、写真をこの度展示することとなりました。

中川彰さんが何を想い、何を感じ、シャッターを押したのか。
見る人だけが感じられるものなのではないでしょうか。
皆様ぜひとも、ご来場おまちしております。

(鷹取愛)

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※今回の写真展は、京都国際写真フェスティバルのKG+にも参加しています。

KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル
2013 april 13th - may 6th



京都が最も美しい春の時期に、寺社や町家など京都ならではのロケーションを舞台に、世界各国から選び抜かれた写真で街全体が満たされる24日間。
京都グラフィーは、文化都市京都と写真芸術の融合を図ると同時に、京都の伝統工芸とのコラボレーションにより写真芸術が生活により深く浸透することを目指します。そして毎年、京都から世界に向けてクオリティーの高いプログラムを発表して行きます。

http://kyotographie.jp/


KG+
2013 april 13th - may 6th
KG+(ケージープラス)は、国際写真フェスティバル KYOTOGRAPHIE 2013のサテライトです。会期中、京都市内35カ所で約56アーティストの写真作品を紹介します。

https://www.facebook.com/KGplusevent


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中川 彰 (写真家)
NAKAGAWA,Akira photographer

1963年 京都で生まれる。
1990年 NYからPUERTO RICOを旅したのをきっかけに写真を撮りはじめる。

個展歴
1996年
JOE'S DREAM @SARACA(京都)
1998年
DRAWINGS OF LIGHTS @西麻布AMRITA
1999年
DRAWINGS OF LIGHTS @立体ギャラリー射手座(京都)
2000年
PRIMAL SCREM #1 CUBA@同時代ギャラリー(京都)
2004年
マルチニークの少年 @恵比寿MOVE