夕暮れ

きのうのはちはちのあたりは古き良き住宅の密集地域。夕食の用意の音、魚を煮付けてる匂い、ピアノを練習してる音、子どもたちの笑い声、配達人の自転車のベルの音など路地に響き渡り、夕暮れはいいなぁ〜と感慨に浸りながら千本通まで買い出しに行った。夕暮れのいい時間である。武満徹の『小さな空』の世界だ。歩いていると目の前の理髪店に「モーニングパーマ4,850円」と張り紙されてあった。モーニングパーマ?
角を曲がると、小学1年生と幼稚園くらいの小さいかわいい姉妹2人が手をつないで、小さいチワワを散歩させていた。チワワが急に立ち止まって座り込んだら女の子も座り込んで「ぼっちゃん、ねぇ、ぼっちゃん!」となで始めた。思わず立ち止まって女の子たちに「坊ちゃんって名前なん?」って聞くと「ううん、Andy!」。夕暮れは変な世界にまぎれこんでしまうことがある。
ある夕暮れマスターに頭をゴツンと叩かれた。「えっ・・・?あなたは頭に脂肪がついてるんですね・・・、僕は頭に脂肪なんかついてない・・・」
夕暮れは腹が立つことも多し。