大茶会

kazumi-amitie2007-10-11

まやと敦子さんにKEYAKIに11時においで〜と言われたので行ってみると、びっくり仰天、度肝を抜かれた。大工を呼び、けやきの木のまわりは野点ができるように木が組まれ、水は島根県の出雲から運んできている。お菓子の職人も出雲から呼んでのKEYAKI大茶会だった。鼓の大倉流の大倉さんがいろいろとコーディネイトされたようで、こんな大茶会と思ってなかった私は半袖のシャツにスカート。おっとっと、どうしよう、と思ったらまやがボリビアのミュージシャン・カルロスさんを紹介してくれて2人で着物の女性の中にまぎれこんだ。カルロスさんが私に質問してくるも、「同じレベルやから質問せんといてくださいっ!!」と端っこで2人でこそこそ。正座もカルロスさんと私がギブアップ。懐石のための器もお茶の器もこの日のために出雲で焼かれたもの!とにかく極端にすごいのだ。
南方流のお茶席初体験。他の流派を知ってるわけではないが、お茶ってしきたりがおもしろくて美しい。お茶碗に挨拶し(?)、まわして器を拝見し褒める。やっぱり茶碗は私よりいい暮らしをしている。佐川美術館の樂吉左衞門館に行ったとき思ったが、きょうも思った。「たいへんおいしゅうございました」とみなさんおっしゃってたので、言ってみようかとも思ったが「おいしかったです!」と私。(やっぱり言い慣れてないことばは言えない!)。カルロスさんは「熱いのが飲みたいです」と二人だけ異文化。きみちゃんのおばあちゃんにちょっと習ったのにぜんぜん役に立ってなくって申し訳ない。
その間、お庭ではちょっとだけ聞こえるように大倉さんが鼓を叩いておられる。ご先祖さんは世阿弥とお友達だったという家系の十何代目。みんなが茶室から出てくるとデッキにステージを移され、新宿御苑とKEYAKIに響き渡る。鼓とあのお声はまわりの空気が浄化されるようだった。
明日ははちはちなので夕方には帰神。基本は私ひとりの初ライブ、ゲストにリュートの高本一郎さん、飛び入りゲストも有りかな?明日はどきどきです。来てね。