法然院

kazumi-amitie2008-10-06

京都の法然院で紅茶と音楽サロン。きょうのテーマはイギリス王室。
平日なのですっかり晩の公演かと思っていたら昼公演だった。早朝、丸亀を出て岡山から新幹線で京都入る。
久しぶりに法然院の下から緑の中を歩くとキューンとする。やっぱりここは京都で一番美しいと思う。童謡サロンで使わせていただいている時は夕方からだけど、きょうは午前中に入ったので、光や風、静寂さ、苔の湿り気、空気のきれいさが抜群。ドキドキする。やっぱり法然院は来れるだけで感謝してしまう場所だ。
きょうは初・チェンバロ三橋桜子さんと共演。入ってびっくりした。会場は本堂だった。結界の張られている、ふだん入れない場所である。法然院のあの有名なお花を等間隔で散りばめているご本尊の前に舞台が組まれ、チェンバロが置いてあるが、妙にしっくり似合ってる。演目はダウランド、パーセル、ヘンデル、サティなど。「チェンバロでサティを弾いたのは初めてです」と桜子さん。すみません〜、でもサティは中世マニアだったから古楽器はすごく似合うと思っているんです。
ところで紅茶研究家の森田恵子さんのお話は抜群におもしろい。エリゼベス1世から歴代のイギリス王室のお話をこんなに身近に楽しく聞けたのは初めてだ。そっか、国を支配するトップによって国家が強くなるというのは当たり前のことなんだな〜、今の日本はさてどうなのかな〜、とか思いつつ・・・。