23才で行ってたパリの語学学校のクラスはキョーレツな個性の持ち主ばかりだった。アルゼンチン男性のDJ、おしゃべりなスペイン女性のツアーコンダクター、ムッシュー加藤といういつも大きなカメラを首からぶらさげた定年退職してフランスにやってきたおじさん、中国人のファッションデザイナー、いつもカビチーズを持ち歩いているオランダ男性の庭園家、そして韓国の建築デザイナーと内装デザイナーの夫妻に歌い手の私。先生はいつも頭を抱えて「こんな変なクラスははじめてだ」と毎日サプライズイベント、週末はピクニックとめちゃくちゃ仲良かった。
韓国人の建築家夫妻とはよく一緒に食材買いに行って食事したし、日本に帰ってからも頻繁に手紙をくれたりした。それから震災。彼らがフランスから東京の実家に電話をくれて私が無事だったことは確認してくれたけど、そこから私は神戸内で引越、実家も東京内で引越、そして彼らもフランス国内で引越。まーったく連絡とれなくなってしまったのである。
はじめてソウルに遊びに行った後、もしかしたら見つかるかもと思って日本在住の韓国人に探してもらったらダンナさんの方がソウルの大学の建築の先生になっていて十数年ぶりに連絡がとれた！その後日本に学会で来た時に電話をくれて、連絡がとれるようになってたのに、私は携帯電話を変更、しかもメルアドまで変更、彼は勤務大学を変更でメルアド変更。またもや連絡とれなくなってしまっていた・・・。
が、きのうハングル語の名前なのに中身はフランス語の変なメール、あやうく迷惑メールで消去する寸前！彼らからだった！セーフ！
双子の子どもたちとの近況写真とともに、FacebookしてくれたらカンタンにKazumiの近況わかるのに〜と言われたのでめずらしく言うこと聞いてID作りました。こんなに何回も連絡とれなくなってる人から言われたらねぇ。
登録したらビックリ、システム把握できてないが友人たちの名前がドッサリでてきてなんかわからんけどクリックしたら、ただいまパリ公演真っ最中のラッコから即メール来たり、なんかわからんままなんですけど、ありがと、ラッコ。公演行きたかったなぁ。
でもホント把握してないので、ここから先どうすりゃいいんだ、とりあえず韓国人夫婦にFacebook作ったとメールしとこ。
