遠野物語

月1回の大森先生の遠野物語の授業日。本日は29から41までで天狗、山姥、狼、日本人の山に対する恐怖感についてなど。
■天狗、昔は天狐と書いてたそうな。京都の愛宕山の天狗はすごいらしいよ、中国の天狗が面会に来たほど。鞍馬は弟子筋だって。
■山の神さまは女性なので焼きもちを焼いてしまうといけないので女人禁制の行事が多い。きれいな魚にまで焼きもちを焼いてしまうので鮎とかお供えしたらダメでおこぜをお供えするらしい。
山の中にいる妖怪も女性。山女、山姥、山姫。
■狼は山の神の使い=大神、万葉の時代は真神と言ったらしい。
狼の遠吠えを真似するとすごい悪いことがおこる(遠野物語38)。狼が集団で行動してるとその地からいなくなる(41)。
でもこの日本狼は明治中期に絶滅しちゃったんですね。でも遠吠えだけは軽々しく真似しないでおこうと固く心に刻んだのでした。それほど怖い話が調査の元、書かれてます。