雪国の春

kazumi-amitie2011-03-21

月に一度、順番に読み進めていった遠野物語の授業。きょうはなんと・・・、大海嘯(おおつなみ)の項である・・・。明治29年6月15日(旧暦五月五日)の三陸大津波の話。遠野物語は明治43年に発表されたもので、柳田國男はその後も『雪国の春』の中で「二十五年箇年後」とまた三陸沖の人たちを調査して発表している。飛ばすわけにもいかず、しかも受講生のほとんどは阪神淡路大震災経験者でもあり、きょうは『雪国の春』を読んだ。
授業を受けているこの教室は旧神戸新聞会館。震災でこのビルは全壊、京都新聞の協力で新聞は発行され続けたが解体されて11年後、ようやくこのビルができたのである。教室からの写真です。本日の神戸の街並み。