貸してください

東京日。
東京駅で浦安で『3歳児までの童謡サロン』という画期的アイデアを出して実行してくれたのりこさんとランチ。このお方は天下のイギリス大英博物館にまでやりたいことをプレゼンしに行ってしまう突撃隊!来年やりたいことをいろいろアイデアを出し合って企画し合う。むふふ、おもしろいことできたらいいなぁ。いや、できたらいいなぁじゃなくって彼女はするんだろうな〜。
別れて、そこで話の出た『国際こども図書館』に行こうと上野へ降り立つと、画家の寺門孝之さんのポスターだらけ。行くところ行くところポスターがある。なんと原画展の会場は目的地の図書館の真ん前だった。そのまま吸い込まれるように原画展へ。映画館の中の不思議なてらぴか空間を堪能し、目の前の目的地・こども図書館に入る。
もう、ドッキドキするほど好みの建物。天井は素晴らしく高く、彫刻が施されて貴賓室も資料室も素敵!思わず事務局をたずねて借りられないか聞いてみる。
「国の機関で国の建築物なので永田町のどこどこに行ってどうしてそうしてどうしてもらわないとだめです。あっ、でも一般には貸し出ししてませんよ。」
{ふーん・・・なんだぃ、こんな素敵な場所もったいないじゃんかよー}と思いつつ、どうにか策はないものか考えたりしながら上野公園を通って、今度は日本橋へ女優の丘みつ子さんの作陶展へ。今回のテーマは『灯りとり』。すごかった!片手間ではぜんぜんない!
そして神保町の料亭・花家にいくまでに、この間入れなかった『ミロンガ』へ行こうと歩いているとぜんぜん見当たらない。そのかわり目の前に現れたのが古楽譜、音楽専門書の本屋。さっすが神保町〜!のぞくと興味深いのがたくさんあり、結局1冊、分厚いハードカバーの『明治・大正・昭和・流行歌集』を買う。なんと江戸の流行歌まであり興味深い。一時期凝って『キャバレッツ』という造語を作り、コンサートしていた時期があったけど、これはそのネタには最高!またしよう。
そしてよく辺りを見渡すとまったく逆に歩いていたことが発覚。横断歩道を渡り、三島由紀夫さえ芸術談義に寄せてもらえなかったという『ミロンガ』へはじめて入る。珈琲600円。ちょいと高いがオイシイ。そして大好きな料亭・花家へ、いつものマンデラ氏お得意の仕切りで丘みつ子さんや朝日で社説書いておられた方や、森林文化関係の方や広報関係の方々10人くらいでお食事。その後、東京で一番好きなお店、代々木上原のゆりさんのジャズバーへ。ここは本当に木馬に似ている。お客さんもすごくよくって顔馴染みばかり。東京にいるとハードに動いてる人っぽくておもしろい。(遊びばっかり)練馬の家に帰り着くとマンション全室断水中!