「から」

kazumi-amitie2005-11-26

昨日から『大人の放課後・トリオ・ロータリー』のリハーサルが始まりました。今回も新たな驚くべき曲があります。12月7日、神戸MOKUBAに来てください。
リハーサルを終えMOKUBAに行くと、またまた民俗学者の大森亮尚先生と遭遇。今日のお話のお題は「から」。教えてもらったことをここにメモしとこ〜っと。


「から(がら)」とは「うつわ(器)」。
「人柄」「家柄」「土地柄」「うから(親族)」「やから(族)」・・・
そして最後行き着いたら「なきがら(亡骸)」になる。
「亡骸」は死んでいるけど、「抜け殻」はまだ死んでいない。


空っぽな器に色んなものを掘り込んで左右されることを「から」と言うらしい。「ガラが悪い」もそう。


その「から」に霊力の根源の意味のある「ち(霊)」
(おろち(大蛇)、いかずち(雷)の「ち」)を入れると「ちから(力)」、
接尾語を入れると「からだ」
田んぼの収穫は「たから」。


すすすすすごいっ!!


コピーライターの村上美香ちゃんの直筆の作品で、私が最初に買ったのはまさにこれ!自宅のピアノの上に飾ってあります。


さくら さくら
咲いてく ちから
地から ちから
裂いてく ちから
血から ちから
産み落とすちから
女は ちから
春を子宮に宿す性



(C) Mika Murakami