式子内親王と法然

今週21日の土曜日は法然院で冬の童謡サロン
明日からまた寒くなるというし、雪景色の法然院かも。


今日は大森先生から法然と式子内親王のお話を聞く。
式子内親王といえば歌人で後白河天皇の第三皇女、中世の三大美女。
法然を慕っていたが、「現世だけが世の中ではない、来世の浄土で結ばれることができる」と法然。式子内親王は乳ガンを患い、死の間際に何十メートルもあるラブレターを送ったらしいが、「死の時の障りになるといけないから」と法然は会わなかったらしい。
そして1201年1月25日式子内親王は息をひきとり、11年後の1212年同じ1月25日に法然上人没。
「あの世まで含めたすごい壮大なスケールの恋愛だろう、あの世で一緒になる約束を果たしたような命日だ。」と大森先生。


西行は「ねがわくば花の下にて春しなんその如月の望月のころ」と、如月(2月)の望月(15日)と望んだ通り2月16日に亡くなった。西行の享年は73才、この歌は60代中頃らしいので死に臨んで詠まれたものではないらしい。
「僕も死ぬ日は決めてあるんだ」と、大森先生にっこり。