85才のバースデー

kazumi-amitie2006-02-24

S子さんの85才バースデー前昼祭でいつものイタリア人シェフのレストランでランチ。S子さんは桜色のアンサンブルの薄手のセーターに20年愛用しているというエルメスのピンクのスカーフに白い帽子と春の装い。私は黒のもわもわ付き厚手のセーターに冬物スカートとかなりの厚着。どちらが年下だかわかりません〜。


今日は連絡不精の私をいつも電話で呼び出してくれる謎のS子さんの東京の実家の話を初めて聞いた。
お父さんはコロンビア大学で博士号を取り、東京で大学を創設した人。(誰?そこまで聞かなかった)
女学校時代は車で送り迎え。岸さんや吉田さんとも仲が良かったと。(誰?総理大臣)
宮城さんにはとてもかわいがってもらって新しく放送局ができたときは連れていってもらったりしたと。(誰?宮城道雄)
学校ではりおうちょうの娘さんやふぎのところにお嫁にいったなんとかのなんとかとも一緒だったと。(李王朝、愛新覚羅溥儀)
日露戦争のあとにとうじょう?とうごう?なんとかさんやなんとかさんがどうしたときどうしてただとか。私の歴史認識のなさからどんどん話がわからなくなってきて、聞いているイタリア人と私とでちんぷんかんぷん???でもなんだかすごいところで育っていた。道理であの85才!
顔も見ることなしの家と家との結婚で神戸に来てからのお話は聞いてたけど、実に教科書で習うような日本の歴史の真っ直中で育っていた人。
今日のようなパーティーやランチなどの遊ぶ計画も、すべてS子さんが仕切ってみんなに連絡してくれるバリバリ現役コーディネーター。スイス人もイタリア人も私も電話もらって誘われるまま。
「私カソリックなのにローマにだけは行ってないのよ。今年か来年には行かなくっちゃ。一緒に行きましょうよ」と。