餅好き

京都・桂の小石さん夫婦が木馬に来られる。きょうはダンナさんのお誕生日なので神戸でお食事。
私が18才の頃、募集してるわけでもないのにお二人のところに「アルバイトさせてくださーい!」と突撃訪問した。スタッフは足りていて、私はまったく必要なかったが、ギャラリーの留守番で雇ってくれた。
といっても、とても不便なところだったのでお客さんが頻繁に来るわけでもなく、芸大の美術科の友人が遊びに来るたまり場になって、結局半年もバイトをしなかったような気がする。気がするというのはしょっちゅうそこで晩ご飯を食べ、友達を呼び、遊び、寝て、スキーに行き、海に行き、ハワイも一緒に行ったかな・・・というほぼ我が家状態になったからバイトとの境界線が定かでない。
現在もログハウスでカフェをしてるけど日没になると閉める。どこか遊びに行く日も閉めてしまう。いったいいつ営業しているのだかわからない。広大な竹林があるのでタケノコ以外にも舞台に竹がいるだとか、器を作るのに竹がいるだとかになるとすぐに小石邸を紹介する。竹は使わないとどんどん密林になってしまって大変なのだとか。
ダンナさんは竹、木材など使って日常使うもの、家の家具などはほとんど自分で作る。遊びに行くと自家製干ししいたけ、干し柿、乾物、漬け物、果物など季節によってさまざまな手みやげをくれる。連絡無精の私をよく理解してくれてるので、年に2度くらいしか会わなくてもこの親子(?)関係が続いている。
昨年、奥さん方が忌中だったので餅つきはなかったが、今年は28日に恒例のお餅つきが行われる。お餅が大好きなマスターは自分は参加できないのに餅つきの話ばかり小石さんとしている。他の話題になってもすぐ「それで、よもぎは・・・」「それで豆餅は・・・」とか話を戻す。マスターはお餅を5つも6つもいっぺんに食べるくらいの大の餅好き。ちなみにヴァイオリンの三木重人はお餅がまったく食べれません。