無農薬

近畿地方梅雨入り。一日中、雨。この低気圧と戦わねばならないのが私の目下の試練である。この天気になると一気に体調わるくなるからなぁ〜。
夕方少しだけテレビをつけたら「お米」農家の取材をしていた。若者が後を継がないから老夫婦だけで田んぼを切り盛りするには農薬を使わざるを得ない、人手がないと無理だから農薬を使う、それだけを言って終わってた15分程度の番組だったが、ショックを受けた。
働き盛りの30代は無農薬を推奨する天然、スロー系の雑誌に夢中になる。無農薬レストラン、スローフードをキャッチフレーズとして前面に出すカフェばやり。でも自分たちの世代が農業をしないせいで農薬を使わざるを得ない農家も増えてきているのを感じていない。スロー系がオシャレととらえられてる雑誌にギャップを感じイライラすることがあったが、きょうちょっとクリアーになった。なんか違うと思っていたが、これだ!もっとしんどい人たちのことも見て知ってひとつのポリシーを持ってスローライフの特集組むならともかく、こんなのがいいじゃん、みたいな風潮ととらえてるのにいらだつことがあったのだ。本物のスローライフを実践してる人々は忙しい。
という私の父の田舎も佐賀の米農家、母方は福岡の果物農家でみんな年とってきて大変だろうに、私は歌なぞ歌ってるからなんとも言われないが・・・。
無農薬米、無農薬野菜が欲しい人は年とった農家に雑草抜き、虫採り奉公にでなければいけないシステムを作るのはどうだろう?