夫婦

kazumi-amitie2007-07-02

大龍寺のお母様の四十九日の法要。12人の真言宗のお坊さんの壮大なお経。座って合唱するときもあれば、ぐるぐる回りながら唱える場合もあれば、金のお花のようなものを一斉に中央に投げつける場面もあれば、・・・という、いままで見たことのない素晴らしい儀式だった。そのあとお母様のお好きだった第一楼で宴。きょうは親族、身内、檀家さんなどが中心で、生徒さんは和世先生の身辺のお手伝いをしている方たち以外ほとんどいない。釜風呂旅館でお世話になってた兄さんと私は隣の席でちょこんと参列。
88歳の院家さんのお話で始まる。「和世は私の娘です。拍手してやってください」から始まり、いつものとてもわかりやすくて楽しいお説教。でも最後に「でも私もひとりぼっちになってしもうて、毎晩話す相手も話を聞く相手もおらんようになった。きょうはせいぜい楽しいお話を聞かせてください。」
お母様の編集されたビデオが流れ、映像はいつもお二人で歩いてる姿とお二人で食べておられる姿ばかり。でも亡くなられるちょっと前の病室でお母様が60年以上連れ添った院家さんと、たぶん長女の和世先生にお話されてる録音が流れた。
「ほら、向こうの空、向こうの空。朝日の方がきれいですけど、夕日もきれいやね〜。院家さん、ちょっとお転びになってご覧になったらどうです?はい、アイスクリーム。おいしいもんいっぱい食べさせてもらって仏さまに感謝です。院家さんのことようようよろしくね。ありがとう、ありがとう。」