呼び出し

長田にある美容室アンテーィクへ。前回切りたい病が急に発生して浮気して違うヘアサロンに行ったらなんだか治まりがわるいので、いつもしてもらってるMさんのところへ早めに戻った。よく考えたら彼女にかれこれ15年はしてもらっている。幼なじみのありこが「すごいいい美容師さんがいる」と教えてくれて震災前の長田に住んでる頃行きだした。その何年か後に知ったのだが、きみちゃんもこのMさんに髪を切ってもらっていたことが判明。きみちゃんと私は人間の好みが似ているとよく思う。
帰り間際、その長田時代からの姉御Mさんから電話が入り「いま三宮、とにかくいそいでおいで。」「え、でも・・・(木馬に帰らなあかんねんけど)」「ええから急ぎ」「え、あっ、はい」と言われたところに急いでいくと、「この子においしいもん出してやって、はい、あんた何食べたいん?」「あ」「もうさっきの全部出したって」と答える間もなく全部仕切る。Mさんの亡くなられた旦那さんは魚屋の息子さんだったので、旦那さんは会社勤めだったけど、Mさんは旦那の実家の魚屋を朝手伝っていたりしていた。おいしい魚を知ってるし、いい魚を買っていく「店」を知ってるのである。きょうのはとにかくいい魚だったので「これは和美に食べささんとあかん」と思ってくれたようだ。たらふくおいしい魚を食べさせてもらって、「じゃ、」と一瞬でバイバイ。あっさりしてる姉御なのである。