東京2

kazumi-amitie2008-04-03

童謡サロン3枚目デザインの打ち合わせ後、英国大使館にてお花見。桜だけでなく木蓮も美しい!ここはすごい一等地にある。なんでもアーネスト佐藤という人がどうにかこうにかしたとか?イギリスは明治維新の陰の功労者なんだとか?日本はイギリスに一等地をプレゼントしたとか?桜並木はここから広がったとか?あー、説明いっぱい聞いたのにいっさい忘れた。すみません。ただただ夜桜は美しかった。


きょうはマスターの大事な頼みごとがあった。昔よく来られていたが、震災後に神戸を離れ東京に行ったお客さんが東京で入院されていることを身内でないマスターのところに看護婦さんから連絡があった。神戸に帰りたい、木馬に行きたい、と彼が言うので看護婦さんは何のことだかわからないけど「神戸・木馬」というキーワードだけで調べて連絡をくれたのだ。迫力があって私はあまり近づけなかった人だが、お話するとくしゃっと笑って怖い人なのか優しい人なのかわからない不思議な人。破滅型やんちゃな人だっただけに、マスターは手がかかってかわいい人だったのだろう。
マスターからの預かり物を持って病室を訪れる。「これ、マスターからです」とお渡しすると「あ・・・、これ・・・僕の一番好きなレコード・・・、・・・元気になってぜったい木馬に行くとマスターに伝えてください。」と今度は私が伝言を渡される。新品のプレゼントではない、木馬で使い古されたマイルス・デイビスの『カインド・オブ・ブルー』。木馬、マスターの役割、そして音楽って本当に素晴らしいと思った瞬間。