30周年

kazumi-amitie2007-09-11

木馬30周年サプライズパーティー。マスターはまったく知らない。佐渡さんが言い出してくれて、きみちゃんや三木くん、スタッフの川島さんたちが昔の常連さんから昔のスタッフ、今の常連さん、スタッフたちを集結させてくれた。店を貸し切りにするのに四苦八苦で、結局佐渡さんがオーケストラのメンバーで貸し切り(ウソ)という苦肉の策。木馬から降りた交差点あたりで花束持った人、おにぎり持った人、お菓子も持った人などみんな集まって一気に木馬へ、「30周年おめでと〜〜!!」・・・呆然とするマスター。よくぞこの情報が漏れなかったものだ。一番危ない視されていた大森先生は先週6時間くらい飲み続けていたので酔っぱらった何かの拍子でこの話が出ないかとひやひやしたが、まったく知らぬそぶり。木馬のお客さんファミリーの素晴らしく固いチームワークだ。
きょうの大きなテーマは年中無休のマスターを働かせないこと。
三木くんはじめ現スタッフ全員がカウンターに入り、オーダーはきみちゃんや敬子ちゃん、そしてなんと「生ビール・オール2!」とか佐渡さんが言ってグラスを下げたりしてくれている。カウンターに入ろうとするマスターをみんなで追い出すと、とうとうどっしり座り煙草をふかし、バーボンソーダを飲み出した。
大森先生がまず乾杯の挨拶。「疲れて入ってきたら、もっと疲れた顔しているマスターを見てホッとする。」「木馬は縁側だ。家でも仕事場でもないグレーゾーン。」
からくり人形作家西田さん「アホに塗る薬はない。ここは音楽バカ、映画バカ、民俗学バカなどの集まり。」
フラメンコダンサーの東仲さん「殴り合いまで行かなくても、今の時代でも神戸で唯一討論できる店。小西さんは難しいこと考えてるような顔して考えてない。どこまでも媚びない。まぁ、媚び方を知らんのだろう。」
伊良子さん「木馬があるから神戸に来てよかったと思ってる。」
あと震災前の木馬のスタッフからの話、震災直前にスタッフになり1.17でやめたスタッフからの話、マスターは「もういい、もういい!」と手を降りながら、でもいろんな人がマイクを持って話してくれた。「はげましてもらいたい時に、ふっと肩すかしに会う」と佐渡さんが言った瞬間、ドドッと笑いと大拍手。みんな思ってること一緒なんだよ、マスター。
まぁ、でもこのマスターの愛され方・・・。あんなに難しい顔して媚びたことも何一つ言わず、機嫌が悪かったらお客さんが気を使い、機嫌の悪い顔のまま、疲れてたら疲れた顔したままの客商売なんてあまりないのに・・・。
きょうはすごくうれしかっただろうなぁ〜。発起人になってくれた佐渡さん、きみちゃん、三木くん、本当にどうもありがとうございました。
でも最後はマスター恒例の「早く帰んなさい!」で締め。これぞ「木馬」。