緊張と緩和

kazumi-amitie2009-02-27

奈良の坂本家でリハーサル。ヴィオラ・ダ・ガンバ坂本利文さん、リコーダーの洋子さんご夫妻のとても素敵なお家で、奈良駅からゆっくり筆屋さんとかのぞきながら猿沢池まで歩き、ここに来れるのがとてもうれしい。見た目は完璧な町家、この中に世界中の古楽器が博物館のようにあるなんて外から見たらまったく思わないだろう。いつもお昼ご飯をお庭に面した日差しのいっぱい入るお部屋でゆっくりおしゃべりしながら頂き、いい時間を過ごさせてもらってるが、きょうはお庭にメジロが遊びに来ていた。毎年冬になったらツガイで来るらしい。小鳥好きの私にはうれしい光景。


坂本さんのいらっしゃるダンスリー・ルネッサンスが大好きでCDももちろん持ってたし、演奏会にもよく聞きに行ってたのだが、私がルネッサンスものを歌っても偽物バリバリだった原因が発覚。きょうはいろんなことを1日かけて教えていただいた。ルネッサンスものを歌うにあたっての子音の瞬発力・緊張と、母音による緩和の関係。バロックもの、モダンとの場合との違い。装飾の遊びの部分(まだできない)。『目からうろこ』とはこのことだ。強烈に分かった(まだできない、これらができるようになったらかなり大進歩なんですけど・・・)。そう、「分かった」という語源の話にも。
すべては緊張と緩和。世の中すべて緊張と緩和。