田舎の日曜日

kazumi-amitie2009-08-18

田舎の日曜日へ。
ここはからくり人形作家西田明夫さんが経営されていた美作にあるペンション。
何度もお誘いを受けてたのに岡山だしいつでも行けると思ってた。それなのに急に西田さん目の前からいなくなっちゃって亡くなられてからの訪問となってしまった…。でも玄関入るとすぐに西田さんの世界!どこから見ても立体的で美しい家具や玩具、作品、本、絵本、絵画、小物の配置。
隣は現代玩具博物館、ペンションは実のお母様と奥様が切り盛りされている。お母様とははじめてゆっくりお話させていただいた。小さい頃の西田さん、お母さんが留守中に壁一面にサンタクロースの絵を描いた。怒られると思ったがそれを怒られなかったのが作品作りの始まりだったとか。お母様の話だと、小学生の時、「大きな磁石だけ買ってくれ」とせがまれて何にするかと思ったら、磁石に紐つけて腰から吊るし、歩きながら釘やら鉄やら拾って貯めて、いろんなものを作ってたらしい。買うとお金がかかるから。はははっ!茶目っ気たっぷり西田さんらしい。
いつもはこの岡山から有馬に向かう時、「行ってきます」と言うのに、ドイツ出張もあったからか「さよなら」と言って出掛けたので気になってたとお母様。
西田さん設計デザインのペンション、置物や本の配置もちょっと触るとすぐに元通りにされてたらしく、だから今でも全然変えられないのだとか。
だから西田さんの香りプンプンします。そういやキャラメル系の煙草だったなあ。