帰りにセンター街通ってバス停まで歩いていると、ZARAからホイットニー・ヒューストンが流れてきて1曲分だけ店に入る。アメリカ系の音楽はほとんど通らずに育ってしまったんだけど、実は彼女だけは通ってるんですね。ひっくり返って笑われそうですが。(かつて、Hawaiiに行ったことあると言ったら某ヴァイオリニストにひっくり返って笑われた経験有り。そんなに似合わない〜?だって私ってちょっとだけポリネシア顔でしょ。)
高校時代か大学か忘れたけどカセットテープに入れてもらってすり切れるまで聞いてた。京都芸大時代の歌のレッスンで故・河本先生に「お前さんの頑固な舌を抜いて入れ替えてやりたい!」と毎回叱られまくっていた時に、ちょうど『ボディ・ガード』の映画をしてて見に行ったら、ホイットニーの舌は本当に横に平らでまっすぐで、何を歌っても、どんな高さを歌っても、どんな母音を歌ってもまっすぐで、「ほんまや、舌ってまっすぐせなあかんねんなぁ。すごい〜」と感心して、映画の中の彼女の口の中ばかり見てた時代を思い出す。