菊の花

9月1日の日記の「十六夜(いざよい)」について
自分で調べる前に、民俗学者の大森亮尚先生と出会ってしまいました。
(というか先生に聞こうと思って調べてなかった、当てにしてすみません〜)


◎「十六夜(いざよい)」・・・「いざよう」という動詞。ためらってゆっくりしているという意。「十六夜の月」は十五夜より15〜30分遅くでてくる。ぐずぐずして、なかなかでてこないので「いざよう月」→「いざよい」


◎「十七夜」・・・「立ち待ち(たちまち)月」
立って待ってるとでてくる

◎「十八夜」・・・「居待ち(いまち)月」
立って待っても出てこず、くたびれて座って待ってるうちに出てくる

◎「十九夜」・・・「寝待ち(ねまち)月」「臥待ち(ふしまち)月」
座って待っても出てこず、寝ころんで(臥せて)待ってるうちに出てくる



ちなみに、
「二十三夜」は、なかなか妊娠しない女性が桶に水を張って、屋根に上がって月の光を浴びるのを待つと妊娠するという、信仰の月。これは日本だけではなく世界中にこの「二十三夜の月」の信仰があるらしい。


今日9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」で、「菊の花びら」をお酒に浮かべて飲むと不老不死になるといわれている日。なのでお酒に「菊」の入ったメーカー名やブランド名が多いのだとか・・・


と、すべて大森先生からの受け売りのお話。
「なんでいつも唐突に質問ばかりしてくるんだ!」と今日も言われました。
大森先生のお話は図書館行くよりおもしろい。