SAKURA時間

kazumi-amitie2006-04-02

自由学園明日館の桜の下で童謡サロン。天気予報は完全に雨。
「私、野外でしたいとき雨に降られたとこないんです!100パーセント大丈夫!」と言い切ってスタッフの方々に雨雲いっぱいの外でのコンサートを要望したものの、実はひやひや・・・。だってこのピアノは、ピアノとチェンバロの合体ピアノで、レバーを押すとチェンバロにもとに戻すとピアノになるという、日本に1台しかないこの重要文化財の明日館に寄贈された貴重な楽器。
でもコンサート中は雨に降られず(終わったとたん雨)、桜の木の下で最高〜〜。
「鳥が鳴く、鳥が鳴く、どこで鳴く〜」と歌うと桜の木から鳥たちの鳴き声が!
ああ〜、なんて最高・・・。
風が吹いて桜吹雪の中で、信じられないくらい素敵な光景でした。


今日はのこぎり奏者のサキタくんが飛び入り出演!
飛び入りとはいえ、よく考えたら3曲目から気がつけばすべてに入ってもらってた。ありがとう〜〜〜!おおいに盛り上げてもらってしまって感謝!!


このハンマースピンネットというピアノをお庭に移動する前、多久くんとサキタくんがどうやって音がでるのか理解するために、私がこのピアノを弾いて二人が構造を調べていると、
「弾いてくれてありがとう。とてもうれしいですよ。」とおじさまが声をかけてくれた。「えっ?寄贈された方ですか」と聞くと「はい。この楽器を亡くなった私の母が使っていまして・・・」と。
なんと偶然!たまたまそのおじさまがいらっしゃる時間に私たちは楽器を弾いて、思いがけずもとの持ち主に出会う。
「今日、この楽器を使って演奏させてもらいます」と言うと、知らなかったらしくすごく喜んでくださって、またその時間にご夫婦で聞きにきてくれた。
「こんな風に使っていただいて、母もすごく喜んでいると思います」と、桜の花びらの舞う中、ピアノの前でみんなで記念写真。
「今日はお吸い物にこの桜の花びらを入れるの。」と、ピアノに落ちた桜を大事にしまう奥様。