能楽堂

ご招待券をいただいたので大阪・大槻能楽堂へ、打ち合せすることもあったので近くにお住まいのアコーディオンの津田さんを誘って行く。
狂言の演目は『呼声』。それぞれが声の高さを変えて違うフレーズを歌うのでオペラみたい!楽器なし。狂言はめちゃくちゃおもしろい!
そして、能の演目は『俊寛』。
「よよよよよぉぉぉぉ〜〜〜〜〜っ!パーン!」
「よおおおおぉぉぉおおお〜〜っ!パーン!」

インプロヴィゼーションなのか譜面があるのかわからないが、大鼓・小鼓が微妙にずれたりバチっと合ったり響き合うのが格好いい。
無表情に延々と3、40分、「よおおおぉぉぉぉ〜〜〜っ!」としているのを見ていると、津田さんがネタでしそう〜と思ってしまって、不謹慎ながら途中で勝手に想像して笑いが止まらなくなる。
津田さんはトリオ・ロータリーの時でも、無表情によくネタ仕込んでくるので・・・。
『俊寛』のあらすじは津田さんに聞いていたが、(急に誘ってなんで内容知ってるの?)、日本語が聞き取れずというか難しくて途中で眠たくなる。歌詞カード(?)見せてもらい意味がわかって眠気もふっとんだ。
でもこれは日本の美。ハイライトのシーンに黒子が出てきて主人公の着物の裾を直したり、ラストシーンで袖にはける重要なシーンで鼓の人たちが椅子を直したり不思議なことだらけなんだけど美しい。なんで??日本の美はわけわかりません。西洋の舞台演出におかされてる常識。